 |
 |
| ● |
鬼太鼓は、佐渡島各地で集落毎にやっている年に一度の神事です。おおむね「厄払い」の意味があるんだとか。佐渡全島で120以上の鬼太鼓があるそうです。
|
| ● |
集落と言っても、200軒以上もある広い集落もあれば30世帯を切る小さな集落もあります。鬼太鼓の規模も違えば、やる時期も異なります。
|
| ● |
佐渡島は日本で最もお祭が多いんだそうです。どういう基準で計算したのか知りませんけど、その多くは鬼太鼓のことだと(たぶん)思います。
|
| ● |
乱打される太鼓とともに鬼が激しく舞い狂う、というのが私的な鬼太鼓のイメージです。早朝から深夜までかけて集落中の家を「門付け(かどづけ)」します。すべての玄関先で踊り、厄をはらって歩くのです。
|
| ● |
「門付け」の際には、鬼組にお酒とご馳走がふるまわれたりします。私たちもおこぼれを頂戴します。鬼はしっかりお酒を飲んでちゃんと踊らないといけません。たいへんです。
|
| ● |
リズム・形式・登場キャラなどは集落によって異なります。道一本へだてた集落でもぜんぜん違ったりします。これは驚きます。「門付け」をしない集落もあります。
|
| ● |
主な登場キャラは、鬼のほかに獅子・豆まき・道僧などなど。ただし鬼しか登場しない集落も多いですし、逆に鬼そのものがいない集落もあります。
|
| ● |
要するに「鬼太鼓」という名前でひとくくりにするのは無理。としか思えません。実際、鬼太鼓という言葉ではなく「御太鼓(おんたいこ)」とか「鬼舞(おにまい)」と呼んでいる集落もたくさんあります。
|
| ● |
ノリもまったく違います。たとえば、興奮のるつぼと化して見物客まで一緒に踊り出す集落、「芸」とみなしてストイックなまでに技を磨いている集落、いかにも神事って感じのおごそかな集落 …・。この違いがまた鬼太鼓の魅力のひとつです。
|
| ● |
一日の最後に「宮入(みやいり)」をやる集落が多いです。集落のおやしろで、神様に舞いを奉納するのです。最後なのでむちゃくちゃ気合いが入ります。終わったときには全員へとへとです。
|
| ● |
参加者は、おおむね男の人です。とはいえ、場所によっては子供たちや女の人が参加していたり。さらに島外の人や外人まで飛び入り参加している所もあります。これもその集落の体質、というか文化なのかも知れません。
|
| ● |
団体観光客の方には押し寄せてほしくないです。けれども、人と土地を愛する旅人の方には、ぜひご覧いただきたいマツリです。 |