まお、大阪へ行く ☆ 1

きっぷをゲット

2003年5月


昨年、大阪へ行って来ました。
あこがれの大都会。づぼらやとグリコとカニ道楽の街。阪神が優勝したら大腸菌の川に全市民が身投げするという 狂乱の魔都。

どうやって行ったかというと、なんと飛行機で、なんですよー!!
いえ、新潟から大阪まで飛んだだけではありません。佐渡島から新潟へも飛行機で行ったんです。
これはすごいです! 嬉しいです! だって飛行機で本土へ渡る佐渡島民なんてほとんどいません。ふつうはフェリーの二等室です。往復3,000円ちょっとの島民割引です。それなのに今回は片道7,500円の飛行機です。これは得難い経験ができるはずです。(たぶん)

というわけで、行きます。





佐渡空港。
佐渡空港








閑散としてます。

島に住んでいるのに、私、初めて見ました。
こんなとこだったんですねえ。






玄関を入ると、





搭乗口。
搭乗口





右が玄関、左が搭乗口。(約十歩)
玄関と搭乗口




素晴らしいアクセシビリティです。警備員の人もいません。ていうか、誰もいません。
と思ったら奥の事務室からおじさんがゆるゆる出てきました。ほわーって大きなあくびしてます。のどかです。離島です。

テロ対策のことなんかあまり考えてないようです。でも佐渡空港でテロしたって仕方ありません。だって肝心の飛行機が10人乗り(乗務員含む)のセスナです。大型フェリー「おけさ丸」(1,520人乗り・12,419トン)を乗っ取ったほうがまだ逮捕されがいがあるってものです。
と思ったのですが、これは私の浅はかな考えでした。そのことがわかるのはまだ先のお話です。


初めて飛行機に乗る私は、不安でいっぱいです。あらかじめヨシユキさんに聞いて乗り方を予習しておきました。

ヨシユキさんというのは佐渡島に移住して住みついているヒッピッピーです。変人です。世界五大陸を制覇した元バックパッカー、ていうか貧乏旅行者なので、飛行機に乗った経験もいっぱいあるはずです。唯一絶対のアドバイスを叩き込まれました。

「飛行場へは絶対に2時間前に行くんだぜ」

そんなもんですか。他の人は「5分前でも充分」だって言うんですけど。多少遅刻しても待っていてくれるそうなんですけど。新幹線にすらほとんど乗ったことがない私にはよくわかりません。

どうやらヨシユキさんはいつも格安チケットを、ときには闇ルートで入手して使っていたようで、オーバーブッキングとかで搭乗拒否されたことがあるんだそうです。だから空港へは絶対に早めに行く。搭乗2時間前に始まるチェックインに一番乗りして、ボーディングパス(搭乗券)を手に入れる。これでやっとひと安心。というような綱渡り旅行をしていたようです。

ヨシユキさんからは、いかに安く飛行機に乗るかという裏技をいくつも教えてもらいました。ブラックマーケットの奥まった小部屋で切符を値切る方法とか、宿のドミトリー(相部屋)で同室の旅行者から切符を巻き上げる交渉術とか、空港でのチェックインを別人にお願いするとか、国によっては現金よりも文房具のほうが喜ばれるとか(賄賂のはなし)、他にもパスポートをあれしたりこれしたりとかトラベラーズチェックをそうしたりとか。あの、それって犯罪では。

私が呆然としていると得意げに話を続けています。通関で別室送りにされたときの切り抜け方、両替を繰り返して儲ける方法、国別痴漢の傾向と対策。あげくのはてに、

「エルだけはやんないほうがいいよー」

なんですかそれ。

「あれだよあれ、LSDだよ」

聞いてません。

ていうか、なんなんですかこの人。

ともかく50万円だけ持参して一年近く海外放浪する人ですから、危ない橋をたくさん渡ってきたようです。こわいです。いらないこと教えないでください。


さて、私が乗るのは朝いちの便です。仕事的にも観光的にも微妙な9時35分発という時間です。その2時間前に行っても空港は閉まってるに決まってます。そこでヨシユキさんに脅かされながらも、30分前に行くことにしました。

ちょっぴり不安だったのですが、めでたくボーディングパスをゲットしました。





初めて見るボーディングパス。
ボーディングパス
ぺらぺらの紙っぺら。



マーカーで座席指定。


これで大阪行けるんですか。







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